ChatGPTへ任せられる仕事は、業種よりも「完成後に人が確認できるか」で決まります。文章を作る仕事でも、店の案内文と雇用契約書では、失敗したときの影響がまったく違います。
便利そうな機能を探す前に、仕事を「下書き」「整理」「判断」の3つに分けると、使ってよい範囲が見えます。
任せやすい文章の下書き、長いメモの整理、候補出し
確認が必要料金、日付、制度、固有名詞を含む仕事
任せない契約・採用・医療など、結論の責任が大きい判断
ChatGPTへ任せやすいのは「たたき台」
文章を作る案内文・返信文
伝える事実を渡し、読み手に合わせた文章案を作る。
情報を整える議事メモ・箇条書き
順番がばらばらなメモを、項目別に整理する。
候補を増やす企画・見出し案
一つの案で止まらず、別の切り口を並べてもらう。
形をそろえる手順書・チェック表
口頭で説明している作業を、確認しやすい順番にする。
人が確認できるなら、仕事の幅は広がる
たとえば求人票の下書きは作れますが、賃金、就業場所、業務内容をAIに決めさせることはできません。口コミ返信も作れますが、お客様との間で何が起きたかは店側で確認します。
| 仕事 | AIが担当 | 人が確認 |
|---|---|---|
| Instagram投稿 | 文章案、言い換え | 商品、価格、営業時間 |
| 口コミ返信 | 短く丁寧な下書き | 来店状況、謝罪内容 |
| 求人票 | 仕事内容の整理 | 労働条件、禁止表現 |
| 議事録 | 文字起こしの整理 | 決定事項、担当、期限 |
ChatGPTへ任せない方がよい仕事
正解を自分で判定できない専門判断
税務、法律、医療、労務などは、一般的な情報整理には使えても、最終判断の代わりにはなりません。制度や条件が関わる場合は、公式情報や専門家へ確認します。
顧客や従業員の情報をそのまま扱う仕事
予約表、名簿、応募書類、面談記録には、文章作成に不要な個人情報が含まれます。氏名をAさんに置き換えるだけで足りない場合もあるため、入力前に項目そのものを減らします。
AIが外部へ勝手に送ると困る仕事
公開、送信、予約、発注は、下書き作成と分けます。最終確認を終えた人が実行する方が、誤送信や誤掲載を防ぎやすくなります。
迷ったら「AIが間違えたとき、自分で気づけるか」を考えます。
気づける仕事は試しやすく、気づけない仕事は資料整理までにとどめます。
気づける仕事は試しやすく、気づけない仕事は資料整理までにとどめます。
自分の仕事を切り分ける依頼例
AIへの依頼例私の仕事は個人経営の美容室です。毎週行っている仕事を、①AIで下書きを作りやすい、②人の確認があれば使える、③AIに任せない、の3つに分けてください。判断に必要な情報が足りなければ、先に質問してください。
AIが出した分類を正解として採用するのではなく、「なぜその分類なのか」を見ながら、自分の業務に合わせて直します。
